まずは風呂とコーヒー
僕はふだん決して朝風呂派ではないんですが、
今回の旅では、日中で疲れ果ててしまってモーテルに到着してからは風呂に入ることなく寝てしまう、という日々が続いていたので、自然と朝風呂が癖になっています。
ということで、まずは風呂。

3泊するのでシャワールームがあるのは必須です。
さっそく中に入ると左右の二手に分かれていました。どちらも扉が閉まっていたので、使っているのかな?と思いつつ、そっと左の扉を開けてみると、、、
はだけた姿で靴下を履く50代くらい?の女性が!
急いで謝りつつ扉を閉めました。
やばいことをしてしまいましたね。
次に右の扉をノックしてから反応がないのをみて中に入りました。そこには誰もおらず、鍵をかけて扉を閉めて、無事シャワーを浴びることができました。(カギあるんかい・・・)
温度調整が難しくて熱すぎるお湯で火傷しかけましたが、まあお湯が出ないより全然マシですよね。

そして、朝のコーヒーも。
日本からスタバのAutumn Blendの豆を持ってきていたので、美味しく淹れることができました。
スターバックス コーヒー ハウス ブレンド 250g,豆,レギュラーコーヒー,ミディアム ロースト
やっぱり自分にとってキャンプは「手段」という考えなので、荷物はなるべく少なくシンプルに、ということもあり、鍋などは持ってこずに、シェラカップのみを持ってきています。

スノーピーク(snow peak) マグ・シェラカップ 310ml E-103
ただ、このシェラカップ、熱湯を少しずつ垂らすことができないんですよね。そう、つまりコーヒーのハンドドリップができないということです。ドリップするためだけにグネグネしたかさばるドリップポットを持ってくるのは絶対違うと思って調べていたところ、こんなのがあるみたいで、今回かなり活躍してくれました⇩

NANTO スキッター コーヒードリップ用注ぎ口 (チタン)
このスキッターをシェラカップに装着することで、熱湯をたらたら垂らすことができるんですよね。正直価格は高くね?と思いますが、「荷物を減らしたとしても、朝はドリップコーヒーが飲みたい!」という願望を叶えてくれるアイテムということを考えればとても良い商品だと思います。

コーヒーを飲んでいるとガサゴソと時折音がするのでみてみるとリスがいました。
多分NYとか都会にもたくさんいるのと同じ種類のトウブハイイロリスだと思います。結構気象荒めなんですよね〜。この種類とは別に小さい日本のシマリスに似たリスもいましたね。
メイン州の釣りのルールを破るか迷った
今日もというか今日は釣りだけをするのですが、朝の最高な気分のままゆっくりしたかったので、事務所の中に入ってみることにしました。
事務所と書きましたが、そう書きたく無いくらい良い雰囲気のキャビンです。ここにいるだけで落ち着く。

事務所にはたくさんの釣りやメインに関する本が置いてあります。

メイン州政府が発行している本にはトラウト以外の魚もたくさん掲載されていたのですが、日本の魚ととても似た魚が多いな〜と思います。
こういうのをみると、元々大陸は繋がっていて同じ種だったけど、大陸が分かれて分断された後、何百年何千年もかけて別種になっていったのかなあ? というロマンを感じられずにはいられ無いんですよね。ブルックトラウトだって日本のイワナに似ていますし、この中央上部の魚なんか、カワムツやウグイにそっくりじゃ無いですか。別々の大陸でそれぞれ自然選択した結果がたまたまここまで似るとは思えないんですよね。絶対元々同種やったやろ、みたいな。もちろん中にはノーザンパイクみたいに日本には似た種がいない魚もいますけどね。
そして手に取ってしまうのはやっぱりトラウトの本ですよね。まさに『TROUT』という本を手に取って中身をペラペラとめくってみるとBrookのイラストがありました。

イラストだから綺麗に誇張されている、というのではなく、本当にこのくらい綺麗なBrookがいるはずなんですよね。インスタグラムとかでは死ぬほどみてきたけど、生で自分が釣ったBrookを見てみたい。
絶対釣ってやりたい!と思ってこんなところまできたわけですが、いまそれは無理なんじゃないか、と不安になっています。
なぜかというと、、、、理由は昨日の晩に遡ります。
実はBig Eddyへのチェックイン時に、受付の女性の方から釣りに関するルールを聞いたんですよね。そしたらなんとこの時期、キャンプサイトのそばを流れるPenobscot Riverや周囲の湖の多くは「FFO(Fly Fishing Only)」つまり、 フライフィッシング以外の釣りが出来ない ということを初めて聞かされたんですよね😱これを聞いた時に本当にショックでした。。。この旅の目的の一つ 「巨大なブルックトラウトを釣る」 という目標はかなり遠のいたと思ってしまいました。(この川に期待してキャンプ場も押さえていたため。)
そして心のどこかではルールを犯して川でBrookを釣りに行くか?と考えたりもしていました。だってたくさんのお金と時間をかけてここまでやってきたのですから。ルールを破ったところで多分バレないし。
でも一方でそれをしてしまうと今は良くてもこの先ずっと後味の悪い思いをしていくことも確信していました。小学生の時に破ったルールのこととか、セコしたこと、ついた小さな嘘とかって今でもよく覚えているものです。その時はすごく気持ちが良いんですよね、でも悪いことをした時ってそれ以降の人生で肩にのしかかるように忘れられないんですよね。
それにメイン州というアメリカで最も豊かな自然(作られた緑や生物環境ではなく、ほんとう意味でののプリミティブな自然のことです)に憧れてこの地を訪れた僕が、その自然を保全するために制定されたルールを犯してしまうということは、自分自身に対する裏切りにもなるから絶対ダメだと思い、ルールを守って釣りをすることを心に決めました。
もうこうなれば、切り替えて釣りに出かけます。このエリア全域で釣りができなくなったわけではないので、川の一部やルアーフィッシングが解禁されている湖を見つけてやっていこうと思います!
つづく
(おまけ)今回持ってきた固形燃料とストーブはこれ⇩

エスビット(Esbit) アウトドア キャンプ ポケットストーブ ミディアム WS (固形燃料27g×2個付き) ES00222700
この価格でドイツ製でしっかりしているというのはすごい。(スキッターと同じ価格帯なのヤバいだろ・・・)




















































































